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Ant を実行する with CPad for Java

 

Antは、Jakartaプロジェクトの一つ、ビルドをオートメーション化してくれるツールです。このビルドには、いろいろなタスクを含むことができます。たとえば、コンパイルをしたり、jarファイルのパッケージを作成したり、java APIドキュメントを作成したり、Unit テストを全て実行してくれます。また、これらのタスクを好きなように組み合わせたり、全てのタスクを実行してくれるように設定できるので、なれると手放せないかもしれません。ただし、AntはXMLで記述されているので、中級者以上向きです。しかしながら、初心者の方でも自作banksystemパッケージを利用すれば、antがどのようなことをしてくれるか理解して頂けると思いますし、少しの設定変更で、利用できると思います。

まずは、banksystem-1.0903.zipパッケージをダウンロードします。ダウンロードしたbanksystem-1.0903.zipを解凍ソフトを使って適当なフォルダ(例:C:\javacafebreak\)に解凍します。

CPadを起動し、メインメニューの『ファイル』→『ファイルを開く』からC:\javacafebreak\banksystem-1.0903フォルダを開き、build.xmlファイルを開きます。CPadのbuild.xmlタグウインドウにXMLフォーマットのファイルが表示されたと思います。

メインメニューの『実行』→『設定』を選択し、『設定』ウインドウの、『環境設定』タグを選択し、『以下の設定を変更する』のチェックボックスにチェックし、『追加する環境変数』のテキストボックスに、

CLASSPATH=
ANT_HOME=C:\javacafebreak\banksystem-1.0903\lib\Ant1.5
JAVA_HOME=C:\Programs\j2sdk1.4.0_01

CLASSPATH=を設定せずにCPadを利用できていた方は、この行はいらないと思います。また、JAVA_HOME=には、J2SE SDKをインストールするで、インストールしたフォルダを設定します。

『追加するパス』に、%ANT_HOME%\bin を記入します。最後に、『OK』をクリックして、設定完了です。

 

 

CPadで、Antを実行するには、『F6』キーを押すか、メインメニューの『実行』→『Ant』を選択します。

TIPS: タスクを全て実行せずに、java APIドキュメントを作成する時は、CPadのコマンドバーから

>ant javadoc

とタイプします。同じくUnitテストをする場合は、

>ant test

jarファイルを作成する時は、

>ant package

banksystemのディストリビューションパッケージを作成する時は、

>ant dist

で作成できます。 また、javadocを作成し、ブラウザで閲覧する時は、

>ant runjavadoc

BankUserInterface.classを実行するには、

>ant run

buildフォルダを削除する場合は、

>ant clean

でできます。

どうですか?慣れると、Antって便利でしょ?

 

 

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